塾の活動
「市村自然塾九州」の活動は、日曜日の日帰り活動(9ステージ)と土曜日と日曜日午前中の1泊2日の活動(6ステージ)の全15ステージを3月中旬~10月下旬まで行っております。
※男子18名・女子18名で構成され、男女別々の活動のため塾生は隔週毎に通塾します。
女子第6ステージ 5月30日(金)~6月1日(日)
2014.06.06(金)
いよいよ田植えの季節がやってきました!第6ステージは泥んこ運動会・ホタルの観察・そして田植えといったこの時期ならではの活動が中心となっています。
梅雨入り間近の自然塾、強い日差しに負けず元気に過ごす塾生の様子をどうぞご覧ください。 |
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5月30日(金)第1日目 |
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●塾頭の話 |
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塾頭より、今回のテーマ「心を一つにして頑張ろう」に基づいて話がありました。
「今回は泥んこ運動会を行います。ケガには充分注意しつつ楽しみましょう。チーム農園もしっかりとメリハリをつけて頑張ってください。」 |
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●泥んこ運動会の説明 | |||||||||||||||||
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土曜日の午後に開催される泥んこ運動会に向けて、事前に説明と練習を行いました。
今回のチーム編成は紅・白の2組です。 |
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5月31日(土)第2日目 |
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●チーム農園 |
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今回のチーム農園では、ナス(千両二号 / 筑陽)・キュウリ(VR夏すずみ / 北進)・ピーマン(京まつり / ピー太郎)・オクラ(アーリーファイブ / エメラルド)の定植と仮支柱立て・トマト(ホーム桃太郎EX / フルティカ / 千果 / オレンジ千果)の芽欠きと本支柱立て・除草・誘引・水やり・敷きわらといった、播種・定植後の手入れを中心とした作業を行いました。
3ステージ頃に播いた種も次々と芽吹き、ステージを重ねるごとにどんどん農園が緑豊かになっていきます。夏の収穫期をむかえるのがとても楽しみです。 春夏野菜として栽培しているタキイ種苗株式会社様の野菜と品種名は以下の通りです。
●コマツナ(菜々美) ●ホウレンソウ(アクセラ) ●キャベツ(レンヌ)
●レタス(バークレー / ロマリア) ●ニンジン(向陽二号) ●トマト(ホーム桃太郎EX / フルティカ / 千果 / オレンジ千果 / 小桃) ●ナス ●キュウリ(VR夏すずみ / 北進) ●ピーマン(京まつり / ピー太郎) ●オクラ(アーリーファイブ / エメラルド) ●スイカ(夏武輝 / ピロマスタ2 / 紅しずく) ●カボチャ(えびす / ロロン) ●トウモロコシ(カクテル84EX / ランチャー82 / キャンベラ90) ●エダマメ(快頭黒頭巾) 市村自然塾九州で栽培している野菜の多くにタキイ種苗株式会社様から提供して頂いた種を使用しています。タキイ種苗株式会社様のホームページはこちらです。
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●お田植祭 |
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お田植祭とは、豊作を祈念して行われる神事で、日本人と稲作との深い関わりを示すものとされます。
男子に続き、今回も佐賀県神社庁教化委員長のノキタさんと教化委員の3名の宮司さんにお越しいただき、農作の祈念と日本の神話を元に稲作と神様の関係についてお話をしていただきました。 |
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●泥んこ運動会 |
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毎年恒例の人気プログラム、「泥んこ運動会」の開催です!
市村自然塾の運動会は毎年、水をはった田んぼの中で行われています。 まずは泥に慣れる為にボールを使ったアイスブレイキングを行い、その後に本番の種目である『棒引き・騎馬戦・泥スキーレース・チーム対抗リレー』の4種目で競い合います。 『棒引き』は『綱引き』のかわりに今年から新しく追加された競技です。
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第2種目目は『騎馬戦』です。
互いに4組騎馬を組み、1回戦目は一騎打ち、2回戦目は総当たりで競い合いました。 |
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普通の騎馬戦とは一味違い、やわらかい泥の上で騎馬を組んで歩くのはなかなかコツが要りました。 | ||||||||||||||||
第3種目の『泥スキーレース』は、その名の通り一面に広がっている泥を利用して塾生ひとりを乗せたスキー板を残りのメンバーが引っ張ってレースを行う競技です。 | ![]() |
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最後の種目は『チーム対抗リレー』
どのチームも全力で取り組みました! |
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天気に恵まれ、晴天の中行われた泥んこ運動会。今回初めて泥だらけになった塾生も多く、初めのうちは泥に触ることに抵抗があったようですが、競技が終わるころには口をそろえて「楽しかった!」と語りみんな笑顔になっていました。 | |||||||||||||||||
●代かき |
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泥んこ運動会の後に、全員で田んぼの代かきを行いました。代かきは田植えの前には必ず行われる重要な作業です。田んぼに引き込んだ水を土と混ぜ合わせて粘土質の泥を作り水を貯えやすくし、肥料を全体にいき渡らせて、同時に表面を平らにして田植えに適した田んぼに仕上げる効果があります。現代ではトラクターを使うことがほとんどですが、昔は丸太などを使って代かきを行っていました。また、これにならい塾生たちも丸太を使った代かきに挑戦しました。 | |||||||||||||||||
●泥んこ運動会の表彰 | |||||||||||||||||
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夕食の前に泥んこ運動会の結果発表が行われました。紅白戦、チーム戦の優勝者には別々で表彰され、今回紅白戦に勝った紅組にはデザート券とケーキ、チーム戦1位に輝いたAチームには表彰状が贈られました。おめでとうございます!
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●蛍の話・観察 |
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5月下旬から6月にかけて、今年も鳥栖市の河川で多くのホタルが観測されています。
今回も「鳥栖ほたるの会」の徳渕さんに、ゲンジボタルとヘイケボタルの違いやオスとメスの見分け方、ホタルが生息している環境について教わり、ホタルの幼虫が捕食するカワニナという貝の仲間やホタルの標本を拝見しました。 話の後は川へ出掛けて実際のホタルを観察しました。あたりが暗くなるにつれホタルが一匹、また一匹と光り出し、夜空の星に溶けこんで美しい光景でした。
昔はもっとたくさんのホタルが生息していたようですが、現在ではずいぶん減っているようです。ホタルが減っている理由のひとつに、きれいな川が少なくなってしまったことがあげられます。ホタルを通して、環境を守ることが生物を守ることに繋がることや、自然の大切さにも気が付くことができました。 |
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6月1日(日)第3日目 |
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●田植え
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自然塾での田植えは全て手作業で行います。やわらかい泥に足をとられながらも腰を曲げて慎重に株を植えていきました。普段から私達が毎日何気なくいただいているお米は、このようないくつもの作業を経て出来ているんですね。いつもお米を食べることができる環境の影には農家の方をはじめ、市場を通して食卓に上るまでにたくさんの人たちの働きによって作り上げられています。
改めて、この環境に感謝しなくてはいけないなと考えさせられる作業でもありました。 食卓に出されたお米は残さず大事に食べましょう。 |
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●歌 |
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スタッフの演奏にあわせて『手のひらを太陽に』を歌いました。 毎ステージ、たくさんの曲を歌ってきましたが皆とても声が響くようになったように思います。 |
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塾生のふりかえり
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Aチーム:野中 日菜実 『ホタルのかんさつ』
土曜日の夜にホタルの話と観察をしました。ホタルの話を聞いている時にメスのホタルとオスのホタルでは、メスのホタルの方がオスよりとっても大きくてオスは光るところが2つあるけどメスは光るところが1つしかないと分かってびっくりしました。あとはメスは草むらの中にいて、オスは、いっぱい上をとんでいました。そしてメスにみとめられたオスが下にいってけっこんすると、オスはすぐにしんでメスもたまごをうみおわるとしぬのでかわいそうだとおもいました。ホタルはきれいな川にしかすまないからゴミをすてたりしてはいけないなとおもいました。ホタルがいっぱい見られてよかったです。
Bチーム:今村 香朋 『自然塾のどろんこうんどうかい!』
今回はみんなが楽しみにしていたどろんこうんどうかい。私はわくわくどきどきして6ステージになるのをまっていました。さいしょはうまく走れるかなと思っていました。私は白組でぼうひきはうまくいきましたがきばせんでまけてしまいました。とてもざんねんでくやしかったです。そしてチームでどろスキーをしたら、かおもどろどろになりました。でもどろをかおにつけたことがなかったのでこのことでつけることができてよかった。そのつぎにはチームリレーがありました。私は3番目に走ったけどそのときもまた、かおにどろがつきました。すごく楽しかったです。またどろんこ運動会したいなと思いました。
Cチーム:篠原 美海 『どろんこ運動会』
私は紅組でした。一番いんしょうにのこったのはきばせんです。チームの人がひとりたりなかったとき、OGさんがさんかしてくれて心強いなあと思いました。はちまきをたくさんとれたのでよかったです。ぼうひきのとき、まけてしまったけれど、つぎがんばればだいじょうぶとみんなが言っていたので私もそう思いました。そして紅組がゆうしょうして、ケーキをたべました。チームせんのどろスキーでおそくなってしまったけれど、リレーのときはみんなできょうりょくして、1位にはなれなかったけど2位になれたのでいいと思います。そしてどろんこうんどうかいはとても楽しかったです。 Dチーム:伊藤 蒼生 『どろんこ運動会』 どろんこ運動会の時は、始める前はどんなふうなのかあまりイメージがつきませんでした。どろんこ運動会をするところは、どろでべとべとしていてかえるがいました。一番始めのきょうぎはアイスブレイキングというので、よーいどんと言われると、いっしゅんとまどいましたがおもいきってどろの中に足を入れました。そのしゅんかん足が「ぶく」という音をたてて足が下にいきました。「ひー」と言ってしまいました。なんとかボールをさがそうとしましたが足がなかなか動かなくてきもち悪かったです。私はとても心にのこっていることがあります。どろスキーです。私がスキーに乗ってみんなが引っ張ります。練習の時はバランスをくずしどろの中に落ちてしまいました。とってもこわかったです。でも本番になると、バランスをくずさずにうまくゴールまでいけました。しぜんに笑顔が出てきました。そしてみごと1位をとれました。最高にうれしかったです。 Eチーム:寺島 愛美 『一番印象に残ったこと』
私が第6ステージで一番心に残ったことは、もちろんどろんこ運動会です。どろんこ運動会で、私はチームのみんなと協力することや支え合うことを学びました。棒引きでは、一生けん命やったので、勝てて喜びを感じました。しかし騎馬戦で私は騎馬の上だったけれど、あと少しのところで、はちまきをとられてしまったのでくやしさを感じました。そのことからチームワークは大切だと思いました。それにチーム戦のどろスキーはどろ水が顔にかかりました。そこでがまんすることも学びました。リレーでは、最後までやりぬくことが身に付きました。残りのステージもがんばります。 |
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今ステージの食事の献立 |
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