塾の活動
「市村自然塾九州」の活動は、日曜日の日帰り活動(9ステージ)と土曜日と日曜日午前中の1泊2日の活動(6ステージ)の全15ステージを3月中旬~10月下旬まで行っております。
※男子18名・女子18名で構成され、男女別々の活動のため塾生は隔週毎に通塾します。
男子第9ステージ 7月8日(金)~7月10(日)
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梅雨の影響ですぐれない天気が続いていますが、塾生達は、相変らず元気に活動していました。夏野菜の収穫も本格的に始まり、共同農園でも様々な野菜が採れました。今回のステージは、命といった重たいテーマで活動を行い、塾生達に命について改めて考えてもらい、常日頃から感謝の気持ちを忘れてはいけないことを伝えました。真剣に塾活動に取り組む塾生達の様子をご覧ください。
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7月8日(金) 第1日目 |
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●到着 |
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| ●夕食 | |||||||||||||||||
この唱和から塾での活動が始まります。 |
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| ●塾頭の話 | |||||||||||||||||
| 今回のステージのテーマは、「命」という重たいテーマです。命の尊さや大切さを学び、今生きていることや、自分を支えてくれている多くの命や環境に感謝することを学んでもらいたい。また、半分のステージを終え後半の活動に改めて気を引き締め塾活動に取り組んでもらいたいという話がありました。 | |||||||||||||||||
●担当別ミーティング |
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活動担当 |
生活担当 |
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食事担当 |
現在、自分がやっている担当を責任を持ってやれているかの確認を行いました。 | ||||||||||||||||
●農業の話(水稲編) |
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塾生が来ていない時の作業についても話しました。 |
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●歌(手のひらを太陽に) |
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7月9日 (土) 第2日目 |
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●共同場所清掃(風呂場) |
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みんなが気持ち良く入浴できるように磨きます。 |
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浴槽もピカピカに! |
朝は、どのチームもそれぞれの担当場所に分かれて清掃を行います。 みんなで使う場所は、みんなで清潔に保ちます。 |
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●下草刈り(河内町ボランティア活動) |
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河内ダムまで歩いて移動 |
鳥栖市長のお話し |
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佐賀県農林事務所の方のお話し |
森林の役割について教えて頂きました。 |
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森林に対する興味や関心が増したようです。 |
下草刈り開始! |
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木の周りの草を刈って木の根元に集めます。 |
木に光が当たるようにしっかり刈ります。 |
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剪定した木の枝のお掃除も |
ナナフシ発見! |
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「お疲れ様でした!!」 |
塾舎でお茶休憩♪ |
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●共同農園 |
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キュウリの収穫 |
ニンジンの収穫 |
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タマネギの収穫 |
ナスの収穫 |
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トマトの収穫 |
空芯菜の収穫(OBボランティア) |
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収穫作業も真剣です。 |
キュウリの収穫完了! |
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ニンジンの収穫完了! |
タマネギも採りました☆ |
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ナスもたくさん☆ |
ピーマン採れました☆ |
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| 今回の共同農園で採れた野菜は、キュウリ(VR夏すずみ)、ニンジン(向陽二号)、タマネギ(ネオアース)、ナス(千両二号・くろわし)、ピーマン(京ひかり)、トマト(CF千果・オレンジ千果・フルティカ・ホーム桃太郎EX・桃太郎ゴールド)・空芯菜です。夏野菜の収穫が本格的に始まり、塾生達は、嬉しそうに野菜の収穫をしていました。
市村自然塾九州で栽培している野菜の多くにタキイ種苗株式会社様から提供して頂いた種を使用しています。 |
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| ●感謝祭 | |||||||||||||||||
午前中に収穫した野菜の数々 |
まずは、沢山の野菜の収穫を喜びました。 |
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ここからは、動物や植物の命について |
元気に、動きまわる鶏たちの映像 |
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牛舎で飼われる牛の映像 |
昨今の残酷な畜産業についての話。 |
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売ってあるお肉も元は、元気な動物でした。 |
野菜だって同じです。 |
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食物にも、命があった事を忘れないで。 |
感謝を忘れずに頂く食事のマナーについて。 |
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今後は、さらにマナーに気を付けましょう! |
「生まれ変わったスイカの皮くん」を朗読 |
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生ゴミは、肥料にして活用。 |
感謝会では、スーパーで売られている肉や野菜にも命があって元気に生きていた事。私達が当たり前のように摂っている食事にも沢山の命が犠牲になっている事。そんな犠牲の上で私達の命が支えられています。これらの事を忘れず、感謝の気持ちを持って生活していくことが大切だと伝えました。食材の命について改めて考えてみて、これまでの好き嫌いやマナーについて反省している塾生が多数いました。 | ||||||||||||||||
●塾野菜料理会 |
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すべて塾で採れた野菜です。 |
調理方法について |
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調理する野菜を準備 |
しっかり計って数量を揃えます。 |
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切り込み |
釜戸の準備 |
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薪をくべるのも大変です。 |
慣れない包丁を頑張っていました。 |
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慣れてくると切り込みのスピードもアップ! |
ジャガイモ・ニンジンを煮込みます。 |
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タマネギやベーコンを炒めます。 |
煙が目にしみても我慢! |
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他の夏野菜を炒めます。 |
お米と水を加えて炊き上げます。 |
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どのチームも上手に料理ができていました。 |
あれ?つまみ食い? |
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配膳も準備完了! |
夏野菜の炊き込みご飯完成! |
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感謝会の話を思い出しての「頂きます!」 |
Aチーム |
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Bチーム |
Cチーム |
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Dチーム |
Eチーム |
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外での楽しい食事会でした。 |
「ご馳走様でした!!」 |
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釜戸の片づけ |
テーブルクロスも丁寧に畳みます。 |
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使った道具は、洗って綺麗に戻します。 |
テーブルとイスもたたんで収納 |
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| 感謝会をふまえて、食材に感謝をして調理を行いました。包丁に慣れてない塾生も徐々にコツをつかみ上手に調理していました。自分たちで作った釜戸の強火で炊いた、炊き込みご飯は、夏野菜の具が沢山でとても美味しかったです。塾生達も自分たちで作ったご飯を満足気に頬張っていました。具材に使った野菜は、すべて塾で子供たちが育てて収穫した物で、タマネギ・ニンジン・ジャガイモ・キュウリ・トマト・トウモロコシ・ニンニク・ナス・ピーマン(パプリカ)を使用しました。 | |||||||||||||||||
| ●命の話 | |||||||||||||||||
「いのちをいただく」の朗読 |
食肉加工センターで働く人のお話でした。 |
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私達を取り巻く環境(自然豊か) |
生きるのに過酷な環境(砂漠) |
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日本という場所は、大変恵まれています。 |
戦争をしている国の子供たちの生活環境 |
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貧困で恵まれない子供たちの生活 |
みんなの生活はどうですか? |
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みんな真剣に耳を傾けていました。 |
「感謝会」と「命の話」の振り返り。 |
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今日学んだ事や感じた事を書いていました。 |
「命の話」では、私達を取り巻く環境(日本)と海外の恵まれない国を比較して、私達がいかに幸せで恵まれているかを認識してもらいました。また、私達が普段、当たり前のようにしている食事をする、水を飲む、学校に行く、勉強する、遊ぶ、暖かい布団で眠るといった事が当たり前ではない事を忘れないでほしいと伝えました。 | ||||||||||||||||
7月10日(日) 第3日目 |
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●釜飯炊き |
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薪をくべます |
煙たいけどしっかり扇いで! |
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そろそろ炊き上がるかな? |
ちょっと味見♪ |
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●チーム農園 |
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朝の挨拶 |
ラジオ体操 |
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一輪車で道具を運びます |
帽子を取って「チーム農園よろしくお願いします」 |
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今回も除草がメイン!頑張るぞ! |
それにしても雑草が茂ってて大変だ。 |
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小さな草も残さずに取ろう! |
牛糞堆肥と鶏糞を準備。何を植えるのかな? |
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枯れてしまったオクラを植え替え |
鳥よけネット。頑丈です。 |
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トウモロコシの花を切って害虫対策 |
ニンジン収穫できました☆ |
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ちょっとだけど収穫できました♪ |
つるなしインゲンを収穫 |
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「チーム農園有難うございまいた!」 |
作業終了!! |
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| チーム農園の野菜も、梅雨の長雨のせいで病気が多発していました。また、害獣による被害も多いようで、塾生達はどう対策するか真剣に考え、網の張り方を工夫したり、CDをぶら下げてみたりと様々な工夫をしていました。除草にも力を入れていて畑もずいぶん綺麗に整ってきました。この調子で畑を守って、立派な野菜を沢山持って帰ってほしいものです。
チーム 市村自然塾九州で栽培している野菜の多くにタキイ種苗株式会社様から提供して頂いた種を使用しています。タキイ種苗株式会社様のホームページはこちらです 。 |
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●振り返り・塾頭の話 |
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振り返り |
今ステージを通して感じた事。 |
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しっかりと書いています。 |
塾頭の締めの挨拶 |
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「これで第9ステージを終わります!」 |
「有難うございました!!」 |
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「市村自然塾九州ありがとうございました!」 |
また2週間後にね~! |
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今回のステージは、命をテーマに様々な活動を行いました。重たく難しいテーマでしたが塾生は、命について真剣に考え感謝することの大切さを学んでくれたようです。これからは、今回学んだことをしっかりと胸に刻んで生活してほしいとおもいます。 |
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塾生のふりかえり |
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Aチーム :熊川 敢太 『料理会』 「当たり前は、当たり前じゃない」料理会のまえに行われたことを確かにそうだと思った。当たり前に殺されていく命なんてこの世に1つもないのだと・・。そんなことを考えながら野菜を切っている。炊き込みご飯ともう一つ一品料理にカボチャサラダを作った。何かと大変だったが頑張って作った。両方美味しかったけど、そんなに食が進まなかった。動物と人間の立場が逆だったら人間は生きていけるのか、この世界は、どう変わるのか、そこの事実を決して忘れてはいけないのだ。 Bチーム :橋口 豪人 『塾野菜料理会』 今ステージは、塾野菜料理会がありました。その前に、とても「命は多くの犠牲の元に成り立っていること」「今の日常が当たり前ではないこと」を思い知らされるような映像、話があったので、とても作るとき食べる時、考え深かったです。また、料理会で作ったまぜご飯は、水分が多くてお粥状態になっていたけどそのわりには、美味しくてすっきり食べられました。そのあとの命の話では、「命をいただく」という本をももさんが朗読してくれました。その話は、前に読んだことがあったけどやっぱり心に残りました。これからは、動物の命、自分の命を守り、力強く生きること、「いただきます」「ごちそうさま」の意味をよく考えて手を合わせていう事などを頑張っていきたいです。感謝の気持ちを再確認できたステージでした。 Cチーム : 深川 歩夢 『命』 今回のステージでは、感謝会、命の話がありました。その話を聞いて料理会をしたら材料1つ1つに感情があふれました。ベーコンや野菜、魚などに「かわいそう」などを思いました。ですが、よく考えるとすごくお腹が減っているときなどは、その様なことは、考えていません。人間は、いつもその食材になった生き物に感謝しなければいけないと思います。いつも当たり前になってきている生活は、実をいうと当たり前ではない国がある。生まれたときに貧しかったり、戦争に子供であっても参加しなければならない子、ごみをあさり金になるものを探す子がいます。そういう子に優しくしてあげたい。 Dチーム :松本 海秀 『料理会の出来事』 今ステージ、チームごとに料理をした。僕は、準備するとき、遅れた。でも、間に合うように走って行って帰って準備をした。この料理会では、歩くことは、ほぼなかった。このようにして間に合う事ができた。さあ、いざ食べようと思っても少し食べにくかった。命の話を聞いたからだ。動画を見ると食べる気を少しなくす。でも、食べなければならないので食べた。味は、すごくおいしかった。食べたくないという気持ちが少し消えた。でも、やっぱり完全には、消えない。これから、何かを食べる時このことを忘れずに過ごします。 Eチーム :森田 洋輔 『塾野菜料理会』 感謝会で、出荷される豚をみて可哀想だと思いました。なぜかというと、出荷される豚は、狭いおりのなかに入れられストレスが溜まっていました。トラックで豚を連れていくときにぎゅうぎゅうに押し込まれて苦しそうでした。そして、豚を殺すときは、頭蓋骨を貫通する機械やのどを切って殺すようでした。これを思いながら塾野菜料理会をしていました。このベーコンも1つの命から生まれた物だと思いながら食べていました。これからもこの事を思って食べるようにします。 |
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今ステージの食事の献立
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河内ダムまで歩いて移動























































































































