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「市村自然塾九州」の活動は、日曜日の日帰り活動(9ステージ)と土曜日と日曜日午前中の1泊2日の活動(6ステージ)の全15ステージを3月中旬~10月下旬まで行っております。
※男子18名・女子18名で構成され、男女別々の活動のため塾生は隔週毎に通塾します。

男子第9ステージ 7月16日(金)~7月18日(日)

2010.07.19(月)

~テーマ:今までのステージを振り返ってみよう。


サトイモの葉っぱもかなり大きくなりました。

 梅雨が明け、連日30℃を超す暑い夏がスタートしました。雨続きで、生長を我慢していた野菜たちも、この時とばかりに葉や枝を伸ばし、子孫を残そうと大きく育っています。このステージでは、地域のボランティア活動として、環境林の下草刈りにも参加しました。暑さとの戦いが始まった第9ステージ。塾生活の様子をご覧ください。

 

 7月16日(金)第1日目

 ●塾頭の話

 


PDCAって何だろう?

今回の塾頭さんのお話は『PDCA』のお話。
PDCAって何?
このステージテーマのキーワードは、「ふりかえり」。自分たちの取り組む活動がよりよくなるためには、「P(Plan)=計画、D(Do)=実行、C(Check)=チェックする、A(Action)=改善して実行すること」が大切なんだよというお話でした。
チーム農園での活動は、まさにこれが当てはまりますね。特に、CとAがとても大切ですね。
早速、この考え方を取り入れてみましょう。

 ●中間感想文構想

 


塾母さんの解説


まずは、整理してみよう。

 翌日に中間感想文書きを行うため、この時間は準備作業(構想メモ作り)をしました。
自分の書きたいことを、的をしぼって箇条書きにしていきます。骨組みが分かれば、作文は書きやすくなります。自分の心に残ったことや感じたことを、まずはキーワードにしてみましょう。 

   

  7月17日(土)第2日目

 ●河内ダム周辺環境林の下草刈り 

 昨年行われた下草刈りの活動に、今年も塾生みんなで参加しました。緑豊かな山が果たす役割、人々の生活に欠かすことのできない水の確保を、森林はどう担っているのかについて、県の職員の方々から解説をしてもらいながら下草刈りを行いました。


まずは団体の会長さんからの挨拶


つづいて諸注意が行われます


下草刈りのコツを伝授


植樹した苗木を切らないように

 
雑草が苗木の生長を邪魔しています


苗木はどれだ?


だいぶ、スッキリしてきたぞ!

 梅雨が明け、うっそうと茂った下草刈りの場所を全員で見ると、「ここに昨年植えたはずの木が本当にあるのか」と見間違えるぐらいに草が生い茂っていました。しかし、森の果たす役割とこの緑の環境を考えると、自然を守っていくためには、人の手が必要なのです。鎌を片手に、暑い中汗を流しながら全員で環境保全活動に取り組みました。この木々が10年後20年後に、人々や生き物の生態系のバランスを保つ役割を果たしてくることを祈って。


下草刈り前 (ジャングルのようです)


下草刈り後(木の姿が現れました)


鳥栖市長さんからのあいさつ


参議院議員の先生も登場


みなさんお疲れ様でした!


暑くてもう動けん・・・

(補足) 
市村自然塾 九州のある河内地区の森林は、佐賀県内で10箇所選ばれている環境林の一つに指定されています。 この環境林を守るために、地域の方々が集まり、佐賀県や鳥栖市の農林課と連携して、2009年に立ちあがった環境保全団体(河内ダム周辺環境林サポーター連絡協議会)の活動に、今年も塾生と共に参加させていただきました。

   

 ●中間感想文作成

 

 第1ステージから今までの自分の成長の様子をふりかえってみようということで、塾生活を通じて自分が気づいたこと、変わったこと、発見があったことを、塾母さん支援の元、作文にしてみました。心に残ったことがそのまま生きた文章になります。まずは、じっくり考えて、作ってみましょう。

~塾生の中間感想文より~
『命の大切さ』

ぼくは、自然塾に入る前は、食べている野菜や動物の命の事を考えたこともありませんでした。
この前の感謝祭で、野菜は土の中で生きているのに人間に引っこ抜かれて、食べられているので、急に野菜のことが可哀そうに思えてきました。
その感謝祭で、ニワトリの手羽先が出てきました。1パック10個入りで400円、1羽の命が80円。そう考えると、ニワトリは人間にせっかく命を差し出しているのに、その命を80円で売っているなんて、人間はひどいなと思います。確かに消費者の身になって考えるともうちょっと高くした方がいいんじゃないかなぁと思います。
農業をやっていると、害虫などが見つかります。塾に入ったばかりの時は、「死ねー!」と言って殺していたけど、虫の身になって考えると、虫も、野菜の葉を食べないと生きていけません。でも、自分たちも野菜を食べたいので、「ごめんなさい。」と言って殺すようにしました。
僕たちは、自分たちの空腹を満たすためだけに野菜やニワトリ、牛や魚などの命をいただいているので、「いただきます」や「ごちそうさま」を形だけでなく意味と心を込めて言いたいです。

Cチーム 6年 大坪 寛

 ●チーム農園中間発表資料製作 (午後~夜) 

チーム担当スタッフと相談しながら
資料作りのネタを集めています


疫病にやられたトマト


さあ、どんな風につくろうかな?


ますは、役割の分担から


ここは、ぼくが書くよ


だんだん形になってきました


ここの発表は誰が言う?


追加があったから書いとくね


えーと他に何かあったかな?

 次回の第10ステージは、親子大会ということもあり、塾生は保護者の前で自分たちが世話をしてきたチーム農園の発表をしなければなりません。模造紙に、今までの過程を書いたり、過去の計画表と比べて順調にいっているか、そうでないかを洗い出します。また、チーム全員で発表してもらうため、セリフの練習も行いました。さあ、どんな発表会になるのか楽しみですね。 

● うた 『カレーの歌』 『気球に乗ってどこまでも』 


今日は2曲歌いますよ♪


まずはメロディーから覚えよう!


続いて動作を加えるよ!


結構おもしろいんです。カレーの歌♪


気球にのって、どこまで行こう?

 第10ステージで自分たちでカレーを作るということもあり、それにちなんで『カレーの歌』を歌いました。この歌は、第1期生の時から歌い続けている いわば名物曲となっています。動作をつけながら歌うので、自然とテンションも上がります。
『気球に乗ってどこまでも』は学校でもよく歌われているポピュラーな曲。夢や希望をもって大きく羽ばたこうというメッセージが込められています。ステージも半分を迎え、塾生達にはこれからもワクワクする気持ちや希望をいっぱい持ち続けてほしいと願っています。

  7月18日(日)第3日目 

 ●共同農園作業

 


本日はEチームが前に立って体操


ナスの葉がテントウムシダマシの被害に


カボチャの除草


小豆が芽を出したよ!!


しかし、暑い!!

 先日の梅雨前線による大雨で、せっかく作っていた畝が崩れてしまい、段差がない状態となっていました。しかも、前日からの猛暑も加わり、塾生はバテ気味です。しかし、本格的な夏の暑さはこれから。熱中症対策として、こまめな水分補給と休憩は欠かせません。
自然とうまく折り合っていくことも生きる力の一つ。がんばっていきましょう!

 ●チーム農園作業 管理と観察

 


青トウガラシが実ってるぞ!


サトウキビはまだ小さいけど甘いかな?


雨の影響でつる割れを起こしたスイカ


ピンチ!トウモロコシに虫が入っているぞ!


トマトの誘引


おーい!仕事しろよー!!


分からないところはスタッフと相談


チーム農園に感謝しよう

 トマトやキュウリなどの実を食べる野菜が、雨の影響で弱っていました。もう一度畝溝を掘ったり、崩れた畝を戻したりと自分たちにできることを取り組み、何とか修復が完了。また、収穫物を手にした時は、苦労したかいがあったと、塾生も満足げな表情を見せてくれました。虫や病気の被害は、全部をなくすことはできませんが、一つ一つの野菜の特徴を知り、それに応じた対策を施していくしかありません。塾生のみなさん、分からなくなったら、まずは図鑑で調べてみましょう。

 ●帰宅

 


バスが来るまでサッカータイム


今回は、暑かった・・・


バス車内でも遊びは健在

 3日間、猛暑の中よくがんばりました。
しかし、夏本番これからです。体調を整え、睡眠をしっかりとり、次回ステージに備えていてくださいね。
第10ステージは親子大会です。
お楽しみに。

塾生のふりかえり 

  Aチーム:河野 隼矢 「農業体験の厳しさ」

下草刈りをしました。最初は暑くてやりたくないと思いました。でもちょっとやってみたら面白くて、虫も見つけて楽しかったです。休憩してカレーを食べました。カレーはすごくおいしかったです。カレーを食べ終わると野球をしました。最初は人数が少なくて試合ができませんでした。でも人数が増えて試合ができるようになりました。試合をして、僕たちは負けました。休憩が終わってまた下草刈りをしました。塾舎に帰るときは、坂道ばかりできつくて筋肉痛になりそうでした。きつかったけど、またやりたいです。

  Bチーム:槇 迅 「農業体験のきつさ、楽しさ」

農業は、簡単だと思っていましたが、やってみるとすごく大変です。うれしい時もあるけど大変なこともあります。例えば野菜が病気にかかったりしたら大変だけど、みんなで育てたら、とっても楽しいです。

  Cチーム:大坪 寛 「農業体験のきびしさとうれしさ」

このステージまでに農業をたくさんしてきた。最初は農業をどのようにするかが分からなかったけど、入ってやってみると、とてもきついことが分かりました。夏になるととても暑いです。でもがんばって世話をすると、おいしい野菜を収穫することができます。それを家に帰ってみんなに食べてもらうと「おいしい」と言われる時が一番うれしいです。確かに、農業は暑くて厳しいけど、みんなに「おいしい」と言われるようにこれからもがんばっていきたいと思います。

  Dチーム:鈴木 渚生 「農業体験の楽しさ」

僕は、農業でみんなの植えた野菜を見ることが楽しみです。特に楽しみなのは野菜を収穫する時が楽しいです。いやな事は、草抜きで腰が痛くなってきつくなるから嫌だけど、これをしないと野菜の養分を雑草が吸い取るから仕方がないです。次のステージ、チーム農園の中間発表を頑張りたいです。

  Eチーム:德淵 翔 「農業体験のうれしさと厳しさ」

7月18日に共同農園とチーム農園が2つありました。いつもは、土曜日にある共同農園が日曜日にあり、とてもきつかったです。しかも、チーム農園のトマトが病気にかかってしまい、残念ながらトマトを撤去しました。18日は、猛暑だったので、とてもきつく熱中症になりそうだったけど、休憩になったので、これを防ぐことができました。鍬がとても重く感じました。青ジソ、キュウリ、サトウキビを収穫しました。とてもきつかったけれど、収穫が多かったからとてもうれしかったです。

 今ステージの食事の献立 

  朝食 昼食  夕食

金曜日

ご飯、とんかつ、トマト
繊キャベツ、キューリ
オニオンスープ

土曜日

ご飯、厚焼きたまご
みそ汁
玉葱のソテー
高菜炒め、納豆
カレーライス
(河内ダム環境林
下草刈りにて)
 ご飯、肉じゃが
インゲンのごま和え
みそ汁

日曜日

ご飯、納豆
鯖のみりん焼き
なすのソテー
キュウリの醤油漬け、みそ汁、高菜炒め
 冷やしうどん
バナナ
おにぎり