塾の活動
「市村自然塾九州」の活動は、日曜日の日帰り活動(9ステージ)と土曜日と日曜日午前中の1泊2日の活動(6ステージ)の全15ステージを3月中旬~10月下旬まで行っております。
※男子18名・女子18名で構成され、男女別々の活動のため塾生は隔週毎に通塾します。
男子第14ステージ9月27日(金)~9月29日(日)
ステージテーマ
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男子第14ステージは、萬歳寺清掃・モチ米の脱穀・お月見会などの活動を行いました。お月見会では、各チームで将来の夢や自分の思いなどを語り合い、仲間との絆を深めました。様々な場面で塾生の成長を感じるステージでした。それでは、元気に活動する塾生達の様子をご覧ください。 |
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9月27日(金)第1日目 |
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●塾頭の話 |
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今回のステージテーマは、「仲間との時間を大切にしよう」です。残りのステージも3分の1となりました。チームの団結力についてもう一度振り返ってみて、残りのステージで仲間とどのように過ごしていくか考えてみましょう。 |
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●歌 |
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声を出すためのストレッチ | 景気付けに「カレーの歌」 | ||||||||||||||||
卒塾式に向けての歌の練習 | 歌もステージを重ねるごとに上手になっています。スタッフは、この時間の塾生の歌を聴くと卒塾式が近い事を実感し、さびしい気持ちを覚えます。 | ||||||||||||||||
●9月28日(土)第2日目 |
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●萬歳寺清掃 |
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朝から素晴らしい秋晴れでした。 | 歩いて萬歳寺まで移動 | ||||||||||||||||
萬歳寺に到着 | お墓の除草 | ||||||||||||||||
黙々と除草していました。 | 座禅会でお世話になった萬歳寺への恩返しとして塾生達は、駐車場やお墓の除草作業に取り組みました。秋とは言えまだまだ暑い中、汗を流して頑張る塾生達の姿に我慢強さや集中力の成長が見えました。 | ||||||||||||||||
●共同農園(除草・間引き) |
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萬歳寺に続き共同農園の除草です。 | 野菜と見分けながらの除草は大変です。 | ||||||||||||||||
ダイコンの間引き | 近頃の塾生には、たくましさを感じます | ||||||||||||||||
笑顔で作業 | 間引きしたダイコンを水洗い | ||||||||||||||||
ダイコン葉のお漬物にしました。 | 萬歳寺清掃から戻ってすぐの作業となり体力的にも大変なはずですが、笑顔で作業に臨んでいました。また、共同農園で間引きしている野菜も、ステージ中の食事に使用しています。今回、間引きしたダイコン(耐病総太り)は、お漬物(一夜漬け)にしました。この日の夕食のおかずとして食卓にならびます。 | ||||||||||||||||
●モチ米の脱穀 |
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唐箕選 | 唐箕選は、風の力で空籾を飛ばします | ||||||||||||||||
コンバインを使った脱穀 | 列を作って流れ作業 | ||||||||||||||||
脱穀されたものは袋詰めされます。 | 脱穀が終わり、袋詰めされたモチ米を計量 | ||||||||||||||||
ワラ運び | ワラは、来年の塾生が敷きワラや結束で使います。 | ||||||||||||||||
午後の共同農園では、第13ステージで稲刈りしたモチ米の脱穀作業でした。江戸時代から使われていた千歯こきに始まり、次に足踏み脱穀機、そして現在使われているコンバインと道具の進化の過程も勉強しました。唐箕選は、レバーを回して風をおくり軽い籾を風で飛ばして、中身の詰まった重みのある籾だけを真下に落とすといった選別道具です。身をもって昔の人の苦労を教わりました。脱穀が終わったモチ米のワラは、来年の12期生が敷きワラや、結束の際に使えるように縛って小屋に収納しました。今回、脱穀したモチ米は、第18ステージの餅つきや、卒塾式での赤飯に使用されます。 |
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●団子作り |
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●お月見会 |
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とても良い雰囲気です。 | |||||||||||||||||
最後にみんなでお団子を食べました。 |
秋の七草(オミナエシ・キキョウ・クズ・ナデシコ・ハギ・ススキ・フジバカマ)の紹介やお月見についての話がありました。昔の人は、月明かりを頼りに日が暮れてからも収穫を行っていました。また、満月から次の満月まで約30日なので、それを目安に収穫の時期を決めていたそうです。月は農家の人にとってとてもありがたい存在でした。お月見会では、自然塾に来てからの自分の変化や将来の夢などを本音で語り合いました。本音で語り合った後は、より一層チームの絆は強まったようです。仲間との残りの時間を大切に過ごしていきましょう。 |
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9月29日(日)第3日目 |
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●チーム農園作業 |
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まずは、今回の作業の確認 | 牛糞堆肥をいれて耕起 | ||||||||||||||||
畝作り | ハクサイの定植 | ||||||||||||||||
レタスの定植 | 発芽しなかった場所に種を追い播き | ||||||||||||||||
今日の作業のメインは、秋冬野菜の追い播き・定植でした。定植した野菜の苗は、塾生が第12ステージに、ポットに播種をして作った苗です。塾生は、前作から学んだ事を生かして自分達で考えて植えることが出来ていました。今回植えた、キャベツやハクサイなどの葉物野菜は、害虫の食害を受けやすい野菜ですので、害虫対策をチームでしっかり考えて実行してほしいと思います。 今回、チーム農園で塾生が植えた野菜は、ハクサイ(大将)、レタス(スターレイ・レガシー)、ダイコン(耐病総太り)、二十日大根(コメット)、ニンジン(向陽二号)、カブ(京千舞)コマツナ(菜々美)、ホウレンソウ(メガトン)、ビーツ(デトロイトダークレッド)、チンゲンサイ、タアサイ、シュンギク、コールラビ、カツオナなどでした。 市村自然塾九州で栽培している野菜の多くに、タキイ種苗株式会社様から提供して頂いた種子を使用しています。 |
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●振り返り・塾頭の締めの挨拶 |
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振り返り | 塾頭の締めの挨拶 | ||||||||||||||||
残るステージも4回となり、塾生は、いろいろな思いを駆け巡らせたステージとなったようです。残りのステージも元気に活動して素晴らしい卒塾式を迎えましょう。それでは、次回ステージも元気に来てください☆ | |||||||||||||||||
塾生のふりかえり |
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Aチーム:長谷部 智大『6人の心の絆を振り返った14ステージ』 第14ステージとなり、チームや塾生同士との絆も深まりました。活動では、農園もふくめ、お月見会、萬歳寺清掃がありました。活動以外でも、お月見会で、友達との話も聞き「みんな頑張っているんだな」とか、「僕は、本当にチームの一員として塾生活できていたのか」と思いました。チーム農園では、なんと3人になってしまいました。でも、学校で3人で何かしろと言われると焦ると思います。でも、明らかに学校より交流回数が少なく、学年も違う塾のメンバーで三人は、より「やってやる!東君、福元君、福岡君の分も体と心で補う!」と思いました。でも、さすがに3人では、チーム農園は、体力、気力もがくっとさがりました。雨で不都合もたくさんあり、分担も大きかったです。残り4ステージで、また6人と一致団結して頑張ります。そして、今回のチーム農園の分も6人で支えていきたいと思います。 Bチーム:田元 藤海 『脱穀』 土曜日は、前ステージで収穫、結束、掛け干しをした。モチ米の穂を脱穀しました。一番最初に足踏み式脱穀で行いました。明治時代に普及したというのにかなり便利だなと思いました。次に千歯こきで脱穀しました。それは、前のと比べると、とても不便でした。そして、科学の進歩は素晴らしいなと思いました。その次は、唐箕選でした。前に学校で使ったけど風をおくるところが難しかったです。最後にコンバインで脱穀しました。今までの脱穀機よりもすごく便利になりました。そこでまた、科学の進歩って本当にすごいなと思いました。その米で、18ステージに餅つきをするので丁寧につきたいなと思いました。 Cチーム:本多 清一 『昔の人の脱穀』 僕は、この日に初めて昔の人の脱穀の大変さを知った。僕は、この日稲を収穫し脱穀をするという作業だった。僕は、「どんな道具を使うのかな」と思い続けていました。その時に見た道具は、僕の想像を変えました。それは、足踏み式脱穀機、千歯こきでした。千歯こきも足踏み脱穀機も初めてです。しかも、一番びっくりしたのが意外と思うけど千歯こきは、米の穂を入れて抜き取る時が、めちゃくちゃかたいのです。足踏み脱穀機は、案外簡単だったけど‥‥。そして、今年とれたお米は、「207kg」去年は、「221kg」でした。スズメに食べられたのが原因だと思うので、スズメには気を付けて育てたいです。 Dチーム:田村 侑介 『米の脱穀』 土曜日に、モチ米の脱穀をしました。まずは、コンバインで脱穀しました。コンバインは、置くだけで自動で脱穀することができ、とても便利だと思いました。思ったより早くてすぐに終わりました。次は、足踏み式脱穀機を使いました。最初に見たときは、どうやってやるのか不思議に思っていたけど、実際にやってみるとすぐに籾が飛んで行ったのでびっくりしました。これを開発した人は、すごいなと思いました。次は、千歯こきを使いました。最初は、全部一気にやると思っていたけど、とてもかたくて、少しずつやらないといけないということを初めて知りました。すごく力が、いるから大変だと思ったけれど、手でやるよりは早いんだなと思いました。最後に、唐箕選をしました。足踏み式脱穀機と千歯こきで脱穀した物を唐箕選でスズメに食われて中身がないものなどを風で飛ばし中身の入っている米だけにしました。昔から、今まで、いろいろな脱穀の仕方を体験して農業もすごく進歩しているんだなと思いました。 Eチーム:秦 隆輔 『お兄ちゃんとしての自覚』 お月見会をして、たくさん事を話しました。その中で、僕のこと、自然塾に来て思った事を話しました。中でも、チーム農園のことが心に残りました。僕は、3番目なので、ほとんど兄や2番目の兄に任せていました。しかし、お月見会での話で、今まで任せてしまっていたのだと思いました。日曜日、チーム農園では、僕が兄となり、下の子の面倒を見ることになりました。注意をしたり、自分から進んっで作業していると兄は大変だし、忙しいと思いました。でも、チーム農園が終わって、Eチームのミーティングで、みんなが「兄としてすごく良かった。」と言ってくれたので、とても嬉しかったです。僕は、兄に頼ってばかりいたので、この機会を生かして、兄のように頼られるようになりたいです。 |
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今ステージの食事の献立 |
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