塾の活動
「市村自然塾九州」の活動は、日曜日の日帰り活動(9ステージ)と土曜日と日曜日午前中の1泊2日の活動(6ステージ)の全15ステージを3月中旬~10月下旬まで行っております。
※男子18名・女子18名で構成され、男女別々の活動のため塾生は隔週毎に通塾します。
男子第13ステージ9月13日(金)~9月15日(日)
ステージテーマ
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男子第13ステージは、もち米の稲刈りを行いました。予定していた時期よりも2週間早い収穫となりましたが、今年も無事に実ってくれました。「実るほど、こうべを垂れる稲穂かな」。秋の訪れをより一層感じさせてくれるステージとなりました。 |
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9月13日(金)第1日目 |
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●塾頭の話 |
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今回のステージテーマは、「食事のマナーを見直そう」。残り3分の1となったステージをこれまで教わったことをもう一度おさらいをして、きちんと身につくように心がけようという話でした。1回1回のステージを大切に過ごしていきましょう! |
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●担当別ミーティング |
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担当の仕事はきちんとできましたか? | 責任をもって、最後まできちんとやり遂げましょう | ||||||||||||||||
活動、生活、食事担当の3つの役割も最後となりました。それぞれの担当スタッフより、役割の確認と目的の説明を受けています。任された仕事をきちんとこなせるようにがんばっていきましょう。 | |||||||||||||||||
●兄ちゃん会議 |
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●9月14日(土)第2日目 |
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●共同農園(モチ米の稲刈り) |
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だんだん上手に刈れるようになりました |
今回の共同農園では、モチ米(ヒデコモチ)の稲刈りをおこないました。この日は晴天に恵まれ、絶好の稲刈り日和。5月の田植えから今日まで、あっという間に月日が流れていきました。最初ぎこちなかった塾生の稲を刈る手つきも、時間が経つにつれて、リズムよく1回で刈れるほどにまでなりました。自分の体で覚えた動作は、「身につく」という表現があるように手際よく行えるようになっていきました。 |
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●(結束) |
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結束のやり方をおさらいしています。 | しっかりしばって次の作業につなげます。 | ||||||||||||||||
最後の結びが難しいですね。 | 自然塾では、稲刈りから掛け干しまでの一連の作業を、すべて手作業で行います。「米一粒は、汗一粒」と言われるように、昔の人はお茶碗にごはんをついで食べるまでに、想像を超える手間暇をかけて、米作りを行ってきました。私たちが食べているお米一粒たりとも残さず食べることを、この稲刈りや結束、そして午後に控えている「掛け干し」という作業から学んでいきたいものです。 | ||||||||||||||||
●そうめん流し |
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今日の昼食は、「流しそうめん」 | 暑い季節にうれしいメニューです。 | ||||||||||||||||
箸が止まらないおいしさですね。 | なぜが、ネギが流れてくることも・・・。 | ||||||||||||||||
この日のお昼は、「そうめん流し」塾生みんな、つゆの入った器を片手に今か今かとそうめんが流れてくるのを待ちわびています。初めての経験をした塾生もいたようで、とても喜んでいました。午前中、稲刈りと結束でエネルギーをたくさん消耗したこともあり、おなか一杯そうめんを食べていました。 |
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●共同農園(掛け干し) |
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午前中に、一生懸命縛った稲の束を乾燥させるために干す作業「掛け干し」です。背の高いお兄ちゃんが竹の棒にかけて、下の子たちが次の稲の束を運んで渡す。いつの間にかお互いに連携のとれた行動が見られました。それぞれに成長のあとが見られ、頼もしさを感じた活動となりました。 |
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●チーム農園作業 |
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ゴーヤの収穫・撤去 | チーム農園では、前作から後作への切り替えの時期だったので、キュウリやスイカをすべて引き抜いて、もう一度畑を耕すところからスタートしました。作業の量が多いので翌日の2回目のチーム農園で続きをする計画を立てて取り組みました。やはり、鍬打ちは体力を使います。終了後はみんな汗びっしょりになっていました。翌日は、ジャガイモやダイコンの種まきや定植が控えています。 | ||||||||||||||||
●坐禅会 |
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二回目の座禅会も貴重な経験になりました。 |
2回目の坐禅会は、20分を2回行います。1回目の時は、全員に警策(けいさく)を与えられました。今回は自主的に頂くスタンスを取りました。今回で最後と言うこともあり、自分から警策をいただく塾生の数が多かったように思います。黙って静かに座り、その時間を過ごすことも生きていく上では大切ですね。 萬歳寺のホームページは、こちら。 |
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9月15日(日)第3日目 |
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●共同場所清掃 |
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●チーム農園作業 |
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秋ジャガの定植です。 | 前日に畑を更地にしておいたので、今日の作業のメインは種まきや、定植が主な仕事となりました。秋には、ダイコンやハクサイ、ニンジンなどの野菜が収穫できるようになります。特に葉物が多くなるので、虫の食害が考えられます。害虫対策を考えた方が今後の野菜管理を大きく左右すると思いますので、メンバーとよく話し合って今後のステージに臨んでほしいと思います。 今回、チーム農園で塾生が植えた野菜は、ダイコン(耐病総太り)・ニンジン(向陽二号)、カブ(京千舞)コマツナ(菜々美)、ホウレンソウ(メガトン)、チンゲンサイ、シュンギク、タアサイ、カツオナ、根深ネギ、ジャガイモ、ワケギなどでした。 市村自然塾九州で栽培している野菜の多くに、タキイ種苗株式会社様から提供して頂いた種子を使用しています。 |
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●塾頭の話 |
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塾頭さんより帰りのあいさつ | ステージの終わりに塾頭からあいさつがありました。ステージテーマにもかかげていたように、塾生のみんなが社会に出ても通用する、人としての最低限のマナーや礼儀をここで身につけてほしいことをメッセージとして送りました。次回14ステージでも、今回実践したことを継続して活動に参加してほしいと思います。 | ||||||||||||||||
塾生のふりかえり |
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Aチーム:安東 怜哉 『初めて体験した流しそうめん』 僕は、この13ステージで生まれて初めての流しそうめんでした。僕はとっても簡単だろう思っていました。でも予想は外れて、一つ一つを箸でつかむのは困難で箸からするっと抜けていきました。でも、少しずつやっていくと徐々に慣れてきて、1回でたくさん取れました。それに食べていると次のがどんどん流れてきてそうめんはすぐにたまってしまいました。僕たちは頑張ってすくって食べているのに、三橋さんたちが流れてたまっているのを食べていて、とても簡単に食べていました。その後には小さく切ったネギやつゆの中のしいたけも流れてきて、みんなはそれに集中して取っていて、そうめんのことは誰も考えてもいませんでした。自分が体験してなくて、簡単だと思っていたのはほとんど難しく、特にそうめん流しは今まで以上に難しかったです。 Bチーム:松﨑 由晃 『掛け干し』
昨日、共同農園で掛け干しがありました。僕は竹の棒に結束してかけている時に、結束のやり方が悪くて、すべてがスルリと抜けてしまうのが分かりました。そして、ほとんどをかけ終わる時に棒が倒れてしまうハプニングが起こってしまい、予定から20~30分遅れてしまいました。それでも、ちゃんとすべて掛けれたので、良かったです。そして、ハプニングの途中で戸田さんが、頭で支えたり、「ツボにいい」と言って背中で支えたりしている時に、岩永さんが力を弱めて、とても面白かったです。僕は、またすることがあればやってみたいです。このステージは、一生心に残りました。 Cチーム:黒木 魁晟 『面白かった稲刈り』 僕は、初めて稲刈りをしました。はじめは鎌を使えるかなとずっと思っていました。いよいよ始まりました。やってみるととても簡単でした。僕は、最初からあきらめてはいけないということを振り返りました。僕は、あきらめることはいけないということをしっかりと心がけました。第14ステージからは、初めからあきらめないようにしようという自分のテーマを作りました。鎌を使って無事に全部稲を刈ることができました。 Dチーム:中島 昂輝 『今日は、一番苦しかった・・・。』 今日の第13ステージは、みんなが団結してチームもまとまりました。とても楽しいチームとなってきました。それと、今回の活動は稲刈り、チーム農園が中心でした。稲刈りは、モチ米をのこ鎌で刈っていきました。その中で、一番苦しかった作業が「結束」という作業です。僕は、1人50束もすると聞いて「もうやりたくない」と思いました。それと座禅会も苦しかったです。同じ姿勢で40分もいるというのは、足がしびれてきついものです。でも、一つだけ嬉しかったことがあります。それは、流しそうめんです。共同農園が終わった後にみんなで流しそうめんをしておいしく食べました。やっぱり活動後の流しそうめんは、最高でした。 Eチーム:桑原 健伸 『難しかった結束』 前回のステージに、結束の練習をしました。しかし今回のステージでは、結束を忘れてしまいました。結束をされる稲は、16束ぐらいあって、「めんどくさいな」と思っていました。りゅうすけ君は、点数を競っているので楽しそうにしていたし、かずき君はもう少しで終わりそうでした。僕は「いやだ、いやだ」と思いながらしていました。「結束の仕方がおかしい」とスタッフさんに言われ、教えてもらうとだんだん結束が楽しくなってきました。気が付いたら今までの結束よりも、とてもきつく縛れることができるようになっていました。教えてもらう前の結束はゆるゆるで「本当に僕がこの束を作ったのか?」と思いました。スタッフの辻さんに結果を評価してもらうと「95点」で、ぼくもやればできるんだと思いました。他の人の結束を見るとゆるゆるで僕が結束したのをスタッフさんに見せると「合格!」と言われ、とてもうれしかったです。農業をする人の苦労などがよく分かったと思いました |
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今ステージの食事の献立 |
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