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市村自然塾 九州からのおしらせです。ホームページの更新内容や塾からのおしらせをお伝えします。

スタッフによる活動⑥ シイタケの菌打ち

2020.04.10(金)

 

今回のスタッフによる活動はシイタケの菌打ちを行いました。シイタケはどのように栽培されているのかぜひ、ご覧ください。

・使用する菌と原木の紹介


シイタケの菌駒
これが、今回使用するシイタケの菌駒(きんこま)です。長さは2㎝程度あります。白い部分が菌糸(きんし)と呼ばれ、シイタケを形成する重要な役割を果たしています。
これは、菌を打ち込むための原木です。シイタケの菌打ちに使用される原木はクヌギやコナラといったどんぐりのなる木を使います。原木は水分量を減らすために3か月程度干します。
原木(クヌギの木)

それでは作業を始めていきましょう!

・印付け

まずは、どこに菌を打つか目印をつける作業をします。長さ約90㎝の原木にチョークを使って縦線を引きます。細い木は2本、大きいものだと5,6本線を引きます。
横線は、幅10~15㎝程度あけて印をつけていきます。
 
2本目の線の印をつける時は、菌が同じ位置に被らないよう隣の線の印と交互で印をつけていきます。

・穴あけ作業

印をつけたら穴をあける作業をします。ドリルを使うため、安全に作業ができるよう2人1組で作業をします。

縦線と横線が交わったところをドリルを使って穴をあけます。この時に、原木が動かないよう足で固定します。
 
菌を打つための穴ができました。
・菌打ち
菌を穴に打ち込みます。ちなみに、菌を原木に打つことを植菌とも呼びます。覚えておきましょう!
しっかり菌を打ち込みました。

・仮伏せ

菌打ち作業を終えたら、原木に菌を活着(かっちゃく)させるために直射日光が当たらない、風通しの良い場所に持って行きます。
仕上げに直射日光が当たらないようシートをかぶせて完了です!ここから、時間をかけてゆっくりと木全体に菌がまわるようにします。

~圃場(ほじょう)の紹介~

シイタケの圃場(ほじょう)は田んぼの奥の杉林にあり、歴代の塾生が菌打ちをしたホダ木があります。
特に今は、シイタケの収穫期でもあるため写真のようにニョキっと生えています。
シイタケの菌打ちいかがでしたか?今回、菌を打ったシイタケが食べられるのは約2年後です。(意外と長い…)塾では食事の時間に先輩たちが菌打ちしたシイタケが出てきます。とても美味しいので出てきた時にはぜひ、味わって食べてみてくださいね!
自然塾ニュース(速報) 八重桜が見頃を迎えています!
 
塾舎前の八重桜が見頃を迎えています。一般的なヤマザクラやソメイヨシノよりも開花が遅いのが特徴です。風に舞う桜もとてもきれいです。
 一般的な桜(ソメイヨシノ)の花びらは5枚なのに比べ、八重桜は花びらがたくさん重なっています。そのことを八重咲きと呼び、八重桜という名前なのです。品種の名前ではないのですね…驚きです。
 
 

スタッフの野田さんも笑顔満開です!

以上、自然塾ニュースでした。