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「市村自然塾九州」の活動は、日曜日の日帰り活動(9ステージ)と土曜日と日曜日午前中の1泊2日の活動(6ステージ)の全15ステージを3月中旬~10月下旬まで行っております。
※男子18名・女子18名で構成され、男女別々の活動のため塾生は隔週毎に通塾します。

女子第7ステージ 6月24日(金)~6月26日(日)

2011.06.29(水)

 

 萬歳寺(臨済宗)にて、和尚さんと記念撮影をしました。

~テーマ:チームごとに決める

  梅雨による連日の大雨が続き、共同農園や塾生が育てるチーム農園でも病気の害が現われてきました。このステージから、自然塾では第2シーズンに入ります。1~6ステージまでは、塾活動の基本を覚えるシーズン。そして、この第2シーズンでは、これまで学んだ塾活動の基本を自ら実践に移すシーズンとなります。今回は、今まで掲げたステージテーマからチームで1つ選び、自主性を養うステージとしての活動を展開しました。
 それでは、坐禅や農園活動など盛りだくさんの第7ステージをご紹介いたしましょう。

6月24日(金)第1日目

・ステージテーマ決め(各チームで)

自分達でテーマを決めています。 お姉ちゃんが選んだ理由を発表します。

ファーストシーズンは、主に共同生活の基礎を体で覚えるためのテーマを掲げて過ごしてきました。
このステージからは、今まで学んだことを実践して体で覚える事を中心に進めていきます。
以下、各チームのテーマを掲載します。
Aチーム:『整理・整頓・清掃・清潔に取り組もう』
Bチーム:『食事のマナーを知り、残さずいただく』
Cチーム:『5分前行動をしよう』
Dチーム:『5分前行動をしよう』
Eチーム:『心を一つにしてがんばろう』

チーム一丸となって、掲げた目標を達成するためにベストを尽くしましょう!!

 ・担当決め&担当別ミーティング(第2シーズン)

まずは、新担当決めです。 新活動担当
新生活担当 新食事担当 

  各担当(活動、生活、食事)決めも、この第2シーズンから一新されます。新しく担当になった塾生からは、スタッフからの仕事の説明に真剣に聞き入っていました。明日の朝から、早速新ポジションでのお仕事です。活躍を期待していますよ!!

 お姉ちゃん会議

姉としての役割を再度確認しています。  
チーム内で困ったことはないか意見交換。
 悩みや困ったことに対して、助言中。

 第3回目のお姉ちゃん会議を迎えました。第7ステージにもなると、お互いの性格は分かってきたので、各チームとも、より良いチーム作りをするためにメンバーへの対応などで苦慮しているようです。各チームとも、今抱えている問題点を洗い出し、お互いに意見交換を行いました。この時間では、活発に意見が出ており、有意義な時間となりました。

6月25日(土)第2日目

・共同農園

 
まずは、元気にラジオ体操 つるなしインゲンマメの土寄せ
アズキの播種 モンシロチョウのサナギをキャベツから発見!
こちらは梅干し作りに挑戦です。 キャベツ採れたよ!!
インゲンも容器いっぱいに収穫できました。 初収穫のキュウリのお味はいかが?
今回の作業を記録しておこう! 7ステージが経つと、多くの仕事をしてきましたね。
 雨が心配だった第2日目の活動でしたが、晴れました。塾生、スタッフ皆、共同農園やチーム農園活動ができるか心配でしたが、外で活動できることが決定した瞬間に、胸を撫で下ろしたところでした。このステージから、キュウリやインゲンマメなど、夏野菜の収穫が始まりました。食卓がこれからにぎやかになってくること間違いなしですね。

・農業の話(夏野菜編)

 
スタッフより、病害虫の話を行いました。  夏野菜は、そのほとんどが実を食べる野菜です。梅雨に入り、雨が多い季節になると、葉や実を食い荒らす鳥や虫、そして病気が、たくさん登場してきます。すでに、まだ熟す前のトマトを食べられていたチームもあり、早急に対応策を考えなければなりません。この時間では、その対応策についてのお話がありました。

チーム農園

あ、ミニトマトが赤くなってきた♪ サツマイモ、植えてます!
このキュウリは、何だか元気がないぞ!? カラス対策でネット使用。もう食べられないぞ!
ゴボウの種は、小さいのだ。 サトイモが大きくなってるよ。
カボチャの追肥も忘れずに!! つぼ播きで丁寧に播いています。
 おお!カボチャが大きくなってきたよ! みんな後片付けはしっかりね!!
 久しぶりのチーム農園では、塾生達が育てた野菜は、それぞれ生長のあとを見せてくれました。食べごろを迎えたキュウリ、もう少し時間が経てば赤く熟すトマト。あるいは、残念ながら病気にやられてしまったレタスなど、その変化は毎ステージ違っています。さあ、しっかり農園計画を立てて、病害虫対策を立てて行かないと、夏野菜は思い通りに育ってはくれないものです。

 ・チームミーティング

 

チームで掲げたテーマに沿っての話し合い。 テーマは達成できているかな?
シンボルに話し合ったことを書き込みます。

 毎ステージ実施のチームミーティングは、自分たちが掲げたテーマが、きちんと実践されているのかを確認する大切な作業の一つです。
 各チームとも、より良いチーム作りを目指して、意見が交わされていました。

  ・危険予測(危険生物の話)

マムシとヤマカガシ(毒蛇)についての説明 これが本物!?
間近でみると、迫力あるなぁ。 実際にヘビ(ヤマカガシ)に触ってみました。
シマヘビの長さ:1.5m ヤマカガシの長さ:1mありました。
手触りは、ザラザラしているよ。  危険予測では、事前にスタッフが捕まえておいたヘビ2匹(ヤマカガシとシマヘビ)を使っての危険予測を行いました。塾生達は、自然塾周辺に住んでいる本物のヘビに触れることができて、興奮している模様。草むらや、水辺のそばに行く時は、長袖、長ズボン着用、これらの生物にも毎日生きるための営みがあることを伝えました。

坐禅の話

 
座り方の説明。 足が痛いんです。
警策の受け方も習いました。

 翌日の坐禅会(1回目)に向けての作法の紹介をおこないました。初めての塾生がほとんどで、興味津々な雰囲気が伝わってきました。
 明日は、坐禅を体験します。楽しみですね。

・昔話(ファーブル)&うた『手のひらを太陽に』

塾母さんによるお話 塾生は、お話が楽しみなんです。
『手のひらを太陽に』 次回の感謝祭では、この曲を歌います。
 昔話の時間を楽しみにしている塾生は、塾母さんに読んでもらえる時間がいつも大好き。今回は、あの昆虫記を書いたフランスの昆虫学者ファーブルのエピソードを取り上げました。長編のお話でしたが、最後まで集中して聞き入っており、お話を通して得られる人生の教訓に何かを感じていたようでした。
 また、歌では、次回ステージで収穫や恵みに対する感謝祭の中で歌う『手のひらを太陽に』を元気よく歌いました。

6月26日(日)第3日目

・朝の共同生活風景

 
野菜クズのみじん切り。上手です! 釜めし、上手く炊けたかな?
今日のごはん、最高ですよ! 朝食のメニューです。おいしそう!
メンバーやスタッフと食卓を囲む朝の風景

 今朝は、雨。昨日の農作業は、本当に束の間の晴れの内にできて良かったです。塾生にとって、いつも通りとなった朝の共同生活の風景。皆で部屋を片付け、使ったところをきれいに掃除し、そしてスタッフやチームメイトと食卓を囲みながら食事をする。家族同然のような生活は、いつしか塾生にとって当たり前の「暮らし」として馴染んでいるようでした。

坐禅会1回目(萬歳寺にて)

 
坐禅会の注意事項確認。 この山門をくぐると、私語厳禁となります。
合掌一礼の後、いよいよ本堂へ 萬歳寺和尚さんより、ありがたい法話
警策を全員に行じていただきました。 最後は、和尚さんとみんなで記念撮影。

 自然塾より坂道を登って、約20分のところにある萬歳寺では、和尚さんとお弟子さんが塾生を迎えてくれました。30分坐禅して、全員が警策を受ける。普段じっとして心を落ち着かせることが少ない現代の生活において、とても大切な体験の一つです。足が痛かったり、集中力が切れてキョロキョロしたりと、今の子どもたちの様子が浮き彫りになる活動でもあります。
 「キョロキョロしない!」
 和尚さんの低く、それでいてピリッとした覇気ある注意の声が、本堂に響き渡ります。再び、姿勢がピッとの伸びた塾生は、もう一度気持ちを入れ直して、坐禅に向き合いました。
 萬歳寺の和尚さん、ありがとうございました。

 帰りのホームにて

 
楽しかった塾活動もあっという間だったね。 電車に乗るまで、しばし休憩。
やっと乗れました。また次回ステージで!!

  駅のホームに辿り着くと、ステージが終わったんだという実感が湧いてきます。農作業三昧だった土曜日、そして坐禅で30分間静かに坐ってみた坐禅会。「静と動」があったこのステージは、また1つ思い出深いステージとなったようでした。
 さあ、次回は感謝祭でコロッケ作りにチャレンジします。エプロン、三角巾(バンダナ)を忘れずに持ってきてくださいね。

塾生のふりかえり

Aチーム:永田 紬  「充実した第7ステージ」

  2週間ぶりの市村自然塾。わくわくしてバスを降りると、たくさんのスタッフが出迎えてくれました。このステージの担当は、かなさんでした。久しぶりにみんなに会って、とてもうれしかったです。
 塾に着いた金曜日は、お姉ちゃん会議がありました。会議では、チームで起っている問題を話して、意見を出し合いました。Aチーム問題にも、意見をたくさん出してくれました。みんな真剣に取り組んでいて良かったです。今までで一番充実したお姉ちゃん会議だったので、これからもこんな感じでしていきたいです。  

Bチーム:金子 まどか  「思い出の第7ステージ」

 今回は、楽しいことばかりのステージでした。初めに共同農園があり、次に、次にチーム農園がありました。私は、チーム農園できゅうりを収穫しました。チーム全員で、協力して作ったので、早く味見がしてみたいです。
 危険予測では、本物のヘビが出ました。そのヘビを塾母さんに見せると、怖がって涙を流しているように潤んでいたので、とてもびっくりしました。次の日坐禅会がありました。私は3回ぐらいしたことがあったので、だいたい分かりました。でも、初めての人が多かったので、みんな楽しみにしていました。肩に叩かれるのも慣れているので、あんまり痛くなかったです。
 

  Cチーム:片山 理奈子  「思い出たくさん第7ステージ」

 この第7ステージは、いつもとはちょっと違う体験ができました。共同農園では、キャベツの収穫が一番心に残っています。理由は収穫する時、キャベツに蛾の卵やモンシロチョウの卵、サナギがいて、初めてサナギを触ることができたからです。そのサナギも野菜に悪いので、潰さなければならず、残酷でした。
 チーム農園では、レタスが雨が降りすぎ、ヘナヘナになっていたので、撤去したのが悲しかったです。でも、キュウリが一本収穫でき、生で食べました。それが、初収穫で、美味しくできていてうれしかったです。
 坐禅会では、足がしびれて痛かったです。でも心を落ち着かせることができました。肩を叩かれる時、少し痛かったです。このステージでは、初めてサナギが触れるようになったり、レタスの撤去やチーム農園での初収穫ができ、そうして様々な思い出を作ることができました。 

 Dチーム:木下 未彩  「危険予測があった第7ステージ」

 第7ステージでは、坐禅がありました。坐禅は「萬歳寺」で行われ、2人のお坊さんが行いました。1人は警策棒で行じる人、二人目はお経を唱える人です。私が楽しみにしている肝だめしの道を通ったりもします。
 ヘビの危険、虫の危険を知るために、黒さん(スタッフ)が危険予測を教えてくれました。本物のヘビ2種類(シマヘビ、ヤマカガシ)が登場し、とぐろを巻いて虫かごの中でじっとしていました。まさか本物が出てくるとは思いもしなかったので、とてもワクワクしました。ヤマカガシは、本当におとなしく、ピクリともしませんでした。シマヘビは怒って、尻尾をペシペシと地面に打ちつけ、頭を虫かごにぶつけて、気が強かったです。実際に長さを測ると、シマヘビが1m50cm、ヤマカガシは、約1mありました。とてもびっくりしました。 

Eチーム:平尾 美帆  「心が1つの第7ステージ」

 私たちEチームは、テーマを心を一つにして頑張ろうに決めました。みんなが心を一つにしてがんばりたいという気持ちがとても分かりました。
 このステージで心に残ったことは、日曜日の坐禅会です。私は一度も坐禅をした事がありませんでした。それで、とても緊張しました。坐禅和讃をみんなで読んだ時に、「これは、みんな心が一つになるな」と思いました。私は、Eチームのお姉ちゃんで、みんなを引っ張らないといけないので、心を落ち着かせて、集中してチームを引っ張って行こうと思いました。坐禅で肩を叩かれる時は、少し痛かったです。2回目の坐禅会も楽しみです。

今ステージの食事の献立

  朝食 昼食 夕食

金曜日

ご飯
メンチカツ
サラダ
お吸い物
たくあん
オレンジ
(771kcal)

土曜日

ご飯
みそ汁
スクランブルエッグ
野菜炒め、納豆
たくあん
(620kcal)

スパゲティ・ボンゴレ
サラダ、オニオンスープ
バナナ

(516kcal)

ご飯
カツオの照り焼き
インゲンのソテー
ひじきの炒め煮
みそ汁、高菜炒め
(796kcal)

日曜日

ご飯
塩さば、キャベツのゴマ和え
玉葱のソテー
インゲンのソテー
みそ汁
高菜炒め
(599kcal)
中華丼
中華スープ
プリン
たくあん
(692kcal)