塾の活動

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塾の活動

「市村自然塾九州」の活動は、日曜日の日帰り活動(9ステージ)と土曜日と日曜日午前中の1泊2日の活動(6ステージ)の全15ステージを3月中旬~10月下旬まで行っております。
※男子18名・女子18名で構成され、男女別々の活動のため塾生は隔週毎に通塾します。

女子第6ステージ 10月10日(日)

2021.10.15(金)


緊急事態宣言が明けて、およそ2か月ぶりの自然塾再開となりました。その間、6月に田植えしたモチの稲は黄色く実った後、稲刈りをして2週間掛け干しをしていました。今回のステージでは、脱穀作業ということで、稲から穂を外す作業を塾生に体験してもらいました。
また、久しぶりのチーム農園も前作野菜から後作野菜に変わり、育てる野菜の品種も変わり、多くの変化があったようです。
それでは、活動に一生懸命取り組む塾生の様子をご覧ください。

10月10日(日)

 

●朝の挨拶とボランティア紹介

 

朝の集合風景
中庭前広場に、女子塾生がチーム毎に揃って整列。
みんな元気そうな様子だったのでスタッフもとてもうれしい思いでした。
塾舎周辺の山々に、塾生たちの元気な挨拶の声がこだまします。
さあ、元気よく塾活動を始めましょう!!
まずはじめに、看護師と地元河内町より脱穀のお手伝いに来てくださったボランティアの紹介をしました。男子と同様にコンバインをお借りし、活動のサポートをしていただきました。
地元ボランティアと看護師の紹介

やまももボランティアの紹介
今回の女子のステージでは、4名参加してくれました。緊急事態宣言明けだったので、塾での活動を心待ちにしていたようです。塾生のサポート、どうぞよろしくお願いいたします!

●うるち米の脱穀

 

千歯こぎ①:実践

千歯こぎ②:実践

足踏み脱穀機①:説明

足踏み脱穀機②:実践

コンバイン①:説明

コンバイン②:実践

唐箕(とうみ)①:説明

唐箕(とうみ)②:実践

全員でわら運び
 今回の活動では、男子と同様、道具の変遷の歴史と体験がねらいでした。実際に昔の道具を使ってみると、時間はかかるが丁寧にできる。早く作業は終わるが、危険度が増すということが、体験を通して理解できたのではないかと思います。脱穀が終わり、籾を剥がして精米すると、おいしい新米を食べることができます。今回はもち米を脱穀したので、最終ステージにて餅つきを行います。
 今回も、地元河内町の方よりコンバインをお借りし、作業を行いました。地元の方々のご協力に、心より感謝いたします。

●チーム農園の観察と計画

 

虫がいないかよく観察中!
 午後からの活動は、チーム全員で畑の世話をするため、昼食前に畑のチェックを行いました。だれがどんな作業をするのか、みんなで話し合いながら午後の計画を立てていきます。今回の収穫物はどんな野菜になるのか楽しみですね。

●チーム農園活動

 

ホウレンソウを収穫!

後作野菜が収穫できたのでみんなで撮影!

サトイモを傷つけないように掘りましょう!

いや~、大きいですね!!

Cチームもサトイモ掘りです。慎重にね!
どのチームも、1年物の収穫が始まりました。今回の女子のステージでは、サトイモの収穫がたくさんあり、中には某有名なネズミのキャラクターに似たサトイモが収穫できたチームもありました。どのチームも、収穫はやっぱりうれしいものです。家に持ち帰り、どのように調理するのか楽しみですね。まだまだ秋の収穫は次回ステージまで続きそうです。

●うた「赤とんぼ」

 

「赤とんぼ」斉唱
 秋らしい歌ということで、唱歌である「赤とんぼ」をみんなで歌いました。ちょうど、赤とんぼが飛んでいる風景と重なったので、とても趣(おもむき)のある時間となりました。

●塾頭の話

 
およそ2ヶ月の活動休止を経てのステージ開催ということでしたが、みんな元気いっぱいに活動を行ってくれたことがとてもよかったです。「脱穀」を通して私たちが学んだことは、先人の知恵であること。道具の歴史は、人類の進化の歴史となります。ぜひ覚えておいてください。また、塾での約束事「全力を尽くす、協力する、楽しむ、姿勢を正す」は引き続き継続していくので、こちらもみなさん意識して塾生活を送っていきましょう!

●塾生手帳唱和

 
ステージの終わりに全員で、「塾生諸君へのメッセージ」を唱和します。市村自然塾の創始者浜田広氏のことばを全員で唱和し、改めて塾で取り組んでいる活動をふりかえりました。
女子にとって、8月8日(日)から休止した活動の再開は、本当に待ちに待ったものでした。塾生も久しぶりに会った仲間との再開は心からうれしかったようで、改めて活動できる喜びを塾生とともに感じました。今回は、稲刈りこそできませんでしたが、米作りの1つである脱穀を通して、先人の知恵にふれる活動を行うことができたことは、本当によかったと思っています。
ただ、女子はまだ挨拶や返事において、遠慮をしているためか、声が小さくなる傾向が見られました。自分から声を出して、みんなと共に元気いっぱいに過ごしていく。そんな塾生になっていってほしいとスタッフ一同願っています。ぜひ次回ステージも、よく食べ、よく笑い、よく動いて、よく学ぶ。これをモットーにステージに臨んでいきましょう!
引き続きホームページのおしらせ事項は、忘れずにチェックをお願いします!
 
塾生のふりかえり(第6ステージ)

A-4:芳野 江麻 『たくさんしゅうかく!』

今日は朝からチーム農園があり、たくさんの幼虫や害虫に葉を食べられたり、実をかじられたりしていたのでちょっと悲しかったです。けど、今回はにんじんや、オクラ、ピーマン、ナスが前回よりたくさん取れたのでよかったです。今回は黒田さんとトウモロコシの受粉をしました。トウモロコシの1本1本のひげの部分にこすりつけるようにしました。チーム農園の後は、命の話を聞いて、塾でニワトリの解体をしている画像を見て、普段私たちはさばかれて加工されているものを食べているので、解体する人たちはとてもつらい思いをしているんだなと感じました。そして改めて命の大切さを知ることができました。

B-5:杉山 実優 『自然の中のもの』

今回のステージでは、チーム農園、命の話、担当決めをしました。今回のステージで私は、「自然の中から聞こえる音」を探してみました。耳を澄ますと、鳥の鳴き声や虫が鳴いている音、川の水が流れる音が、オーケストラのように聞こえてきました。自然の中で活動をする中で、毎回感じる森のにおいや友達のような野菜のたちの様子は自然の中のものの「おくりもの」だと思いました。その「おくりもの」の中には、「命の話」で学んだ食材にもあった命を私たちは受け継いでいることにも当てはまると思います。これからも、自然のめぐみに感謝して、命について考えながらみんなと活動していきたいとなあと思いました。

C-4:小山 あい 

今回は、久しぶりに自然塾に来ました。午前中のチーム農園は、トウモロコシのカラス対策をしました。これでカラスがトウモロコシを食べないようにできるといいなと思いました。午前中の2つ目の「命の話」は、去年も聞いたけど私が食べるものには必ず一つの命があって、それを食べることに感謝が大切ということが分かりました。なので、今の昼食は食べ物を残さずに全部食べました。午後からは、農業の話がありました。農業の話であったように私は土を踏まずに農業をできるだけ頑張ろうと思いました。次回ステージも楽しみです。

今ステージの昼食の献立
ピラフ
豚肉じゃがピーマンの炒め物 
キノコのコーンクリームスープ
手作りオレンジゼリー