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「市村自然塾九州」の活動は、日曜日の日帰り活動(9ステージ)と土曜日と日曜日午前中の1泊2日の活動(6ステージ)の全15ステージを3月中旬~10月下旬まで行っております。
※男子18名・女子18名で構成され、男女別々の活動のため塾生は隔週毎に通塾します。

女子第14ステージ 10月8日(金)~10月10日(日)

2010.10.15(金)

~テーマ:おかげさまの心を表わそう~


早朝日の出登山にて

 朝夕、めっきり涼しくなりました。女子第14ステージでは、早朝日の出登山や稲の脱穀など、秋を感じさせてくれる活動を行いました。上記写真は、このステージで登った標高247mの杓子ヶ峰(しゃくしがみね)から10月10日(日)午前6時30分に撮影したものです。
それでは、早速このステージの様子をご覧ください。

 10月8日(金)第1日目

 ●塾頭の話

 

 今回は、『おかげさま』についてのお話がありました。人と人とのつながり、会社や自然塾や家庭とのつながり。つながり合っての私達があり、そこに感謝の気持ちがあってこそ、成り立っていることを学びました。

 ●担当別ミーティング

 

ステージも終盤を迎え、自分たちの役割を再度確認する場を設けました。チーム作りも仕上げに入ってきました。一人一人の役割を最後までやり抜いていきましょう。 

 ●卒塾式のうた(1回目) 

 
 

 卒塾式を想定しての歌の練習です。
 「スマイルアゲイン」や「ふるさと」をはじめとする歌の歌詞やメロディーの確認を行いました。

 

  10月9日(土)第2日目

 ●萬歳寺に向かう途中で・・・イノシシ発見!

 
メスのイノシシ

じっとこちらを見ています。

何度もぶつかっていたせいか
オリごと動いていました。

 自然塾近くの大山祗神社の罠に、体長80センチのイノシシがかかったという情報が入りました。本物のイノシシを見るのは初めての塾生達は、ワクワクです。しかし、捕らわれたイノシシは、興奮しており、何度もオリの中からこちらに突っ込んでこようと、体を打ちつけてきました。もし、このオリの中に入っていなかったら、私たちは大けがをしていたかもしれません。それぐらい、怒ったイノシシは危ないのです。 

 ●萬歳寺清掃・・・ 9:00~ 


窓もピカピカ♪

ちゃんと裏も拭きあげます。

コケは取らずに、雑草だけ。

これが、なかなか難しいのです。

外の様子
 
障子窓も磨きます。
 
和尚さんからの言葉
 
最後はみんなで記念撮影

 地域探索や、肝試し、そして坐禅会とお世話になった萬歳寺をきれいに掃除しようと、全員で中庭の除草や本堂の廊下や窓磨きを行いました。全員で力を合わせての掃除で、隅から隅まできれいにピカピカになりました。
人の役に立つ気持ちよさ。ボランティア活動の大切さを学んだ時間となりました。
和尚さん、これからもよろしくお願いします。

 ●共同農園作業 10:30~

 

 萬歳寺から戻ってすぐに、共同農園作業です。2週間も空くと、草や虫が増えていたりするものです。各パートに別れて、除草をメインに野菜の世話をしました。


これ、分かる?

虫の食べ跡が「31」になってるよ♪

 ●稲の脱穀(だっこく)作業 13:30~ 


(千歯こき)

(足踏み脱穀機)

(唐箕:とうみ)=選別機

現代:コンバイン(刈り、脱穀、選別)
 
結構力が要ります

足踏みは巻き込まれないように注意!
 
さあ、米はいくら収穫できたかな?

保護者ボランティアからの挨拶

米ができるまでのおさらい

 稲刈りをしてから2週間が経ち、いよいよ脱穀(だっこく)の時を迎えました。脱穀とは、稲・麦などの穀粒を穂から取り離すことです。江戸時代から使われているものから、明治、大正時代、そして現代で使われている脱穀機を使っての作業です。脱穀は、大変な労力を必要とする米作りでは重要な作業です。昔の人が知恵を絞り、苦労をしながら、編み出してきた脱穀機の数々。脱穀作業と同時に、先人の知恵に触れる貴重な体験となりました。

 ●アルバム作成

 

 卒塾アルバム作成がこのステージからスタートしました。今までの活動をふり返りながら、メンバーと協力して作り上げていきます。チーム農園のことや、メンバー紹介のこと。書きたいことはいっぱいあるはずです。どんなアルバムに仕上がっていくか、これからのステージが楽しみですね。

 ●卒塾式の歌(2回目)

 

手遊びうた

みんなはできるかな?

 このステージ2回目の歌の時間。今日も一日よく働いたので、遊びも含めた歌遊びで心をほぐした後、 歌の練習に入りました。メロディーを掴むのが早いので、すぐに2部合唱を覚え、少し本格的な練習に入ることができました。次回からは、より歌声に磨きをかけていきたいと思います。

  10月10日(日)第3日目 

 ●起床 4:30~

 
 
ふああ、眠いよ・・・。

 「おはようございます!」
スタッフの挨拶が各塾生室に響き渡ります。今朝は、日の出を見に行くために、朝の4時30分起床です。起き慣れない時間の目覚めになかなか体が動かない様子。
さあさあ、顔を洗って!!

 ●早朝日の出登山(6:30頃) 杓子ヶ峰(標高247m) 

午前6時15分

東の空が明るくなってきました
午前6時23分

オレンジ色に輝く空
午前6時26分

太陽が顔を見せる瞬間です

全員で合掌し、太陽に感謝

 朝6時30分。東の空の雲の隙間から、太陽が顔を出しました。
この地球上に存在する命は、この太陽がなければ、何も育ちません。もちろん私たち人間も生きていくことはできません。チーム農園の野菜も、川の魚たちも、森の木々や植物も、みんなこの太陽の光や熱のエネルギーで支えられているのです。
いつも心のどこかに太陽への感謝を留めておきたいものです。
今ステージのテーマは、『おかげさまの心を表わそう』。
全員で東の空に向かい、心からの感謝の合掌をしました。

 ●みんなで草スキーin杓子ヶ峰!

 
 
キャー!!
 
うわー、すべるすべる!!
 
あいたー!!
 
真横にすべってるよ!
 
今度は、バッチリよ!!

 朝日を拝んだ後は、杓子ヶ峰で草スキー♪急斜面をすべっていくので、かなりのスピードが出ます。横転したり、コースアウトしたりと大騒ぎでしたが、朝の陽ざしを受けながら塾生の表情は生き生きとしていました。 

 ●チーム農園管理と観察

 

サトイモが大きくなってる!

ダイコンの状態はどうだい?
 
収穫は、一番うれしい瞬間

あ、ここにアオムシがおるよ
 
大きく育ってね

 塾舎に戻って朝食後、チーム農園作業です。やはり、ヨトウムシが発生していたりと、毎ステージ野菜たちは、様々な変化や状態を私たちに見せてくれます。畑に愛着が湧くと、一生懸命になって世話をしたくなるものです。後作野菜の収穫、11月がとても楽しみですね。

 ●また次回ステージで!

 
 

 このステージも、精一杯活動した塾生達。電車に乗って帰る時も、いつも生き生きとした表情を見せてくれます。いつまでも、心がワクワク、ドキドキする気持ちを持ち続けていってほしいと心から願っています。
次回ステージも元気に来塾してきてください!!

塾生のふりかえり

  Aチーム:清武 葵 「心のこもった米作りときつかった早朝登山」

秋に近づき、農作業がとてもしやすくなりました。土曜日に米の脱穀をしました。最初は機械でするのだろうと思っていました。だけど、違いました。江戸時代から使われている機械を使いました。とても作りがすごかったです。私は、昔の人は頭が良かったんじゃないかなと思いました。土曜日は私のお母さんも来ました。お母さんはコンバインという機械のお手伝いをしていました。日曜日は早朝登山をしました。夜は、9時に寝て、朝は4時半に起きました。行く時は、夜みたいに真っ暗でした。それより、とってもとっても疲れました。足のふくらはぎが痛くて、塾舎に着いてベッドに横になりました。けど、朝日がきちんと見れたのでとっても良かったです。

  Bチーム:横山 萌可 「びっくりした米作り」

空気も肌寒くなってきて、秋がぐんと近づいた第14ステージ。秋が近づき、米作りも終わりになってきました。今回は、いよいよ脱穀です。昔の機械2台と今使われている機械を使いました。機械の名前は千歯こきと足踏み脱穀機とコンバインです。脱穀は楽しかったです。何気なくやっていた脱穀をしていましたが、その後の話を聞いてびっくりしました。なぜかというとまいた種は、3粒しか植えなかったのに、それが30本に増え、粒の数は、3000粒になると聞いたからです。なんと1000倍にもなったのです。びっくりしました。日曜日は朝4時30分に起き、日の出登山に5時から出発しました。歩き続けてきつかったです。でも、日の出を見ると感激しました。それに草スキーもして楽しかったです。

  Cチーム:田村 晴香 「大変だった米作り」

「大変だった米作り」
今は、秋でもまだ暑い。風もあまり吹いてなく、とても暑かった14ステージ。ついに脱穀の日がやってきました。「稲刈り」で刈った稲ををどうやって脱穀するのかなあと思っていると、脱穀の時間がやってきました。脱穀をやったことがなかったので、心配していたけど、説明を聞いて、「千歯こき」や「足踏み脱穀機」「コンバイン」など、色々な道具を使った中で、私は「足踏み脱穀機」が一番楽しかったです。日曜日の「早朝日の出登山」では、4時30分に起きるのできつかったです。行くのに、1時間くらいかかったので、大変でした。それに少し、曇ってきたので、「日の出見れるのかなあ」と思って心配だったけど、無事、日の出が見れました。その後、草スキーをしました。結構速くて、びっくりしたし、ひっくりかえって、草と泥だらけになったけど、楽しかったあです。

  Dチーム:本田 実 「やっと終わった米作り」

「やっと終わった米作り」
彼岸花が多くなりはじめ、木の葉が黄色になってきた14ステージ。ついに塾生がやるすべての作業が終わった。思えば長い道のりだったけど、昨日米を植えたと思うくらいあっと言う間だった。早く自分たちで作ったホカホカの銀シャリが食べたいなあ。

  Eチーム:平野 友惟 「チーム全員で力を合わせた米作り」

この間までは、暑かったのに、だんだん活動や朝起きた時に寒く、「もう秋だなあ」と感じました。今回のステージでは、前回稲刈りした米を脱穀しました。千歯こき、足踏み脱穀、コンバインの3つで脱穀して、とうみ選で中身のある米と、中身のない米に分けました。千歯こきをしている時、雨が降ってきて大変でした。早朝日の出登山では、杓子ヶ峰に登りました。すごくきつくて大変だったけど、登り切った時、すごく達成感がありました。スキーをしたときにすごく服が汚れてしまったので、家に帰ってお母さんに怒られないか心配です。

 今ステージの食事の献立 

  朝食 昼食  夕食

金曜日

オムライス
繊キャベツ、トマト
スパゲッティソテー
みそ汁

土曜日

ご飯、焼ししゃも
野菜炒め
納豆、みそ汁
高菜炒め、みそ汁
親子丼
春雨の酢の物
みそ汁
 ご飯、麻婆豆腐
カボチャの
ゴマネーズ和え
中華スープ

日曜日

ご飯、塩鮭
ちんげん菜のごま和え
ナスのソテー
高菜炒め、みそ汁
 肉そば
いなり寿司
ゆで卵
里芋の煮物