いよいよ旅立ちの日を迎えました。


(卒塾式前の会場風景)

皆さんこんにちは。
12月6日(日)、第7期生 男子30人 女子30人が自然塾を巣立ちました。

入塾してからの9ヶ月、多くのことを経験してきた塾生たち。
心身ともにたくましく成長しました。

それでは、卒塾式の様子をご覧下さい。



▼▼卒塾式▼▼
平成21年12月7日(日)

 ■ 第7期生 卒塾式前の歌と発表の練習

男女初めての歌合せ

ハーモニーの確認をしているところです。

「ふるさと」斉唱

「スマイル・アゲイン」

お世話になった河内地区の自然へ感謝。

卒塾式前の連絡事項
 男子、女子共に、入塾式依頼の顔合わせとなります。それぞれのステージで、歌の練習を重ね、今日に至りました。歌合せの前にピアニスト(男子1名、女子2名)の紹介をし、歌を合わせます。
河内の自然に第7期生の歌声が響き渡ります。
 また、卒塾式で発表する振り返りの言葉の練習も合わせて行いました。大きな声ではっきりと話す練習をする第7期生達。いよいよ本番を迎えます。
 ■ 卒塾式(第1部) 末吉代表理事挨拶

末吉 紀雄 代表理事
 卒塾式が始まりました。
始めに、市村自然塾 九州 末吉代表理事から第7期生に向けて、「ここで学んだことを十分に発揮して、社会に役立つ大人に成長していってください」とのお祝いの言葉をいただきました。
 ■ 来賓挨拶

佐賀県教育庁文化財課 課長 江島 秋人様

鳥栖市 市長 橋本康志様
 卒塾式には、来賓の方々が多数出席して下さいました。来賓の方々を代表して、佐賀県教育庁 社会教育・文化財課 課長 江島秋人様、鳥栖市 市長 橋本 康志様より、ご祝辞を頂きました。
■ 卒塾証書及び記念品授与
 式では、塾生の1人1人に、 金丸塾頭から修了証が授与されました。

 塾生達は修了証を受け取り、「ありがとうございます。」と感謝の言葉を返していました。
 末吉 代表理事からは、アルバムと卒塾記念品が授与されました。

 記念品を受け取った塾生は、入塾式の時よりもキリっとした表情で受け取り、「ありがとうございます」と挨拶を返していました。
 成長の後を窺わせる授与となりました。
 ■ 皆勤賞及びステージ皆勤賞授与

パーフェクト皆勤賞男子5名

女子は、2名の受賞です。素晴らしい!
 皆勤賞は、全てのステージに参加し、且つ1日も休まずに出席した塾生に贈られます。
今年度は男子5名女子2名の合わせて7名が皆勤賞を授与されました。
 7名全員に、塾母より賞状と記念品が手渡されました。
 また、ステージ皆勤賞(早退・遅刻・欠席をしながらも全ステージに出席・男子13名 女子15名)が男子女子代表(受賞者の中で一番遠くから通塾している塾生)に贈られました。塾活動に一生懸命取り組んだ証です。本当におめでとう!
 ■ 塾頭挨拶
 次に、金丸塾頭が挨拶を行いました。

 話の中で、塾生の成長や一年間の活動の様子等が紹介され、今日の巣立ちの日へのお祝いの言葉が述べられました。
 ■ 保護者からの謝辞
保護者の代表の方から、記念品として『鍬40本、薪割り機』の目録を読まれ、塾への謝辞をいただきました。
 ■ 塾生からのふりかえりの言葉
 塾生全員が自然塾で一番心に残った事を、ひとことずつ振り返りの言葉として述べました。そのいくつかをここで紹介したいと思います。
 ■ ふりかえりの言葉
 
(女子)

 ・チームの中で泣いたこともいっぱいあったけど、みんなに助けてもらったこともたくさんあります。私は、「お姉ちゃんたちもがんばってくれているから、自分も変わらなくちゃ」と強く思いました。これまで、いろんな体験をしたり、チームのなかで我慢したりして、力も強くなったし、心も強くなりました。 
                 
 ・野菜や鶏などの動植物は人間に食べられるために生きているのではなく、ただ子孫を残そうと必死に成長しているのです。私たちは、そんな動植物の犠牲の元、生きているのです。現代ではそんな尊い命を無駄にしている人がたくさんいます。そんなことに気づかせてくれた自然塾でした。

 ・チームのみんなで力を合わせて作ったチーム農園。私がとっても心に残っているのは、ヤマイモを収穫したときです。ヤマイモの収穫は、とても大変でした。折れないように、傷をつけないように、みんなで掘りました。大変だったけど、その分喜びは大きく、チームの絆も深まりました。私は、チーム農園が大好きです。チーム農園はチームの絆も深まり、とってもおいしい野菜ができる私の中での「魔法の農園」だからです。 

 
 
(男子)

 ・家ではできていなかった箸の持ち方や正しくお椀をもって食べることなど、食事のマナーを身につける事ができました。食べ物を大事にすることも学びました。自然塾に来ていなかったら、まだ野菜の好き嫌いをしたり、食事のマナーもきちんとできなかったりしたと思います。自然塾に来てよかったなあ。 (小4:下 祐介)

 ・感謝祭があるまで、自分の命さえあれば良いと思っていました。命は一人一人一つ一つにあることがよく分かり、これからも命の大切さを忘れずに「いただきます」「ごちそうさまでした」をきちんと言っていこうと思います。 

 ・農業で「たのしい、うれしい、くやしい、つらい」という4つの心を味わいました。「たのしい心」は自分で作った野菜を収穫した時の気持ちです。収穫できた時はとても「うれしい」です。でも、その収穫までに「つらい、くやしい」が待っています。虫に食われ、野菜は簡単にできません。楽しみだった野菜もカラス、イノシシに食べられたりすると、とても「くやしい」気持ちになります。

 ・ぼくは、本当に自然塾に来てよかったと思います。食べ物の好き嫌いもなくなったし、体も健康になり、力も強くなりました。友達づくりもうまくなりました。もう自然塾に来て、数え切れないほどの宝物ができました。

 ・いろいろな体験は何もかも大変でした。でも、それはすべて将来のためなので、自然塾で学べたことをこれからの人生に活かしていきたいと思います。
■ 卒塾にあたっての歌斉唱 『スマイル・アゲイン』『ふるさと』

18ステージの思い出を胸に歌います。
 
『ふるさと』

『スマイル・アゲイン』
 最後に塾生全員で『スマイル・アゲイン』と
『ふるさと』の2曲を合唱しました。練習の時よりも上手に歌えるようなった姿を見て、この歌を自分のものとして身につけてくれたような気がしました。
 堂々と歌っている60名の塾生の姿にこれまでの活動の様々な思い出が蘇ってくるようでした。

 また、この日のためにピアノ演奏をしてくれた塾生は、何倍も練習してこの日に臨んできました。その努力を心から讃えたいと思います。
 
 本当にありがとう!
 ■ 卒塾式(第2部)
   巣立ち 塾生活記録 「あしあと」の配布 

ええっ!表情が強張る塾生諸君。
 
どんな風に成長したのかな?
 毎年恒例となった塾生の様子や変容、塾生自身による自己評価などをまとめたカルテ「あしあと」を保護者の方々に配付しました。

 スタッフが、見たままをありのままに表現し、成長を記録した「あしあと」、ぜひ家族みんなで一緒に読んで、日頃気付かなかった我が子の良さにも目をとめて、親にとっては子育ての資料として活かしてほしいという願いをもって配布させていただきました。
 ■ スライド上映

全18ステージ分の思い出を込めて
昨年からの試みで、これまでスタッフが撮影してきた写真をスライドにまとめ、DVDで上映するフォトムービーを参加者みなさんに見ていただきました。18ステージ過ごしてきた中で、これまでの活動と思い出をふりかえってもらえればという思いで、作ったものです。楽しかったこと、苦しかったこと、思い出は色々あるけれど、今こうして見れば笑って語り合えるものばかり。30名の兄弟、姉妹がいたからこそ乗り越えてこれたのだと思います。

本当に、よくがんばりましたね。
 ■ 保護者へ感謝の気持ちを込めて・・・ 『素晴らしい言葉』『きずな』の合唱

家族に向けて歌います。

「素晴らしい言葉」&「きずな」

お世話になった家族の方々へ
『ありがとう』の気持ちを込めて「素晴らしい言葉」を、
自然塾でできた大家族のことを思いながら「絆」を歌いました。

素晴らしい言葉』

ありがとうって言えたなら 
心が素直になってきた♪

ありがとうって言えたなら
 素敵な笑顔になれるよ♪

世界中の ありがとうが
君と僕に とどくよ♪

ありがとう ありがとう

それは素晴らしい言葉


「絆」

目には見えないものが まるで空気のように
見えるものよりずっと 大切な存在
人に言われるよりも 無くして気が付いた
なつかしいあの声と 笑顔に会いたい
Thanks to your love ありがとう

星より多い数の 先祖達がそれぞれに
時に熱く 時に重く
つながりあって 結んできた 絆

何万年前の昔から
今ここに 生きる私まで
流れる愛は奇跡のように
海よりも 深い思いに
包まれて 知らずに生かされている

ありがとう 生まれてきたこと
ありがとう 絆に感謝

 スタッフへの花束贈呈

第7期生保護者会よりあいさつ

花束、本当にありがとうございました。

最後に、塾生、保護者からスタッフへ、花束の贈呈がありました。
うれしかったことも、楽しかったことも、大変だったことも、
今となれば、良き思い出。
塾生のみなさん、そして保護者の皆さま、
本当にありがとうございました。
ホームページからではありますが、
これからも、変わらぬご支援の程、よろしくお願いいたします。

(市村自然塾 九州 スタッフ一同)
 ■ 記念撮影 〜卒塾おめでとう!!〜
       そして、9ヶ月間、本当にありがとう!

男子第7期生(30名)

女子第7期生(30名)